滝山城は、現在の東京都八王子市丹木町にあった戦国時代の日本の城である。
1546年、北条氏康が河越の夜戦で扇谷上杉氏を滅ぼし、山内上杉氏の勢力を武蔵から排除すると、大石定久は北条氏康の三男・氏照を娘婿に迎え、事実上、大石氏は北条氏の軍門に下った。
1558年頃、北条氏照は城の大改修を実施した。
1569年、小田原攻撃に向かう武田信玄軍2万が滝山城の北側の拝島に陣を敷き、別働隊の小山田信茂隊1千が小仏峠から進入、これに対し北条方は廿里で迎撃したが一蹴され、滝山城三の丸まで攻め込まれ落城寸前にまで追い込まれたが、2千の寡兵で凌いだ。
しかしこの戦いは、滝山城の防御体制が不十分であることを痛感させ、八王子城を築城し移転するきっかけとなったといわれている。
滝山城(東京都) |
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城郭構造 |
連郭式山城 |
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天守構造 |
なし |
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築城主 |
大石定重 |
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築城年 |
大永元年(1521年) |
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主な改修者 |
北条氏照 |
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主な城主 |
大石定重、大石定久、北条氏照 |
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廃城年 |
永禄12年(1569年)から元亀3年(1572年)頃 |
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遺構 |
土塁、堀、井戸、土橋、虎口 |
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指定文化財 |
なし |
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位置 |
北緯35度42分7.06秒・東経139度19分41.85秒 |
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最終更新:2017年2月18日(土)09:34 wikipedia